「盾の勇者の成り上がり」で最も注目される悪役、マイン。彼女はなぜこれほどまでにクズでうざいと言われるのでしょうか。視聴者が特に気になるマインの裏切りは何話で見られるのか、その驚くべき正体、そして物語における最後の結末について、多くの疑問が寄せられています。
また、キャラクターを熱演する声優の情報や、原作で描かれる奴隷紋、さらには衝撃的な死亡や処刑シーンに至るまで、この記事ではマインに関するあらゆる謎を徹底的に解説します。
この記事のポイント
- マインが視聴者から嫌われる理由と具体的な悪行
- アニメと原作(WEB版・書籍版)における結末の違い
- マインの正体と物語の黒幕との関係性
- 処刑や改名などマインが受けた罰の詳細
『盾の勇者の成り上がり』マインの悪女と評される理由

- マインはなぜこれほど嫌われるのか
- まさに外道!マインのクズな悪行一覧
- うざいと話題の妨害や嘘泣きシーン
- 決定的なマインの裏切りは何話?
- 悪女マインの隠された本当の正体
- マイン役を熱演する担当声優は誰?
マインはなぜこれほど嫌われるのか

『盾の勇者の成り上がり』に登場するマインが多くの視聴者から嫌われる最大の理由は、物語の序盤で主人公・岩谷尚文を奈落の底に突き落とした張本人だからです。彼女は尚文の唯一の仲間として行動を共にすると見せかけ、彼の全財産と装備を奪い、さらに「強姦されそうになった」と嘘の告発をしました。
この行為により、異世界に召喚されたばかりで右も左も分からなかった尚文は、勇者としての名声、信用、金銭のすべてを失い、深刻な人間不信に陥ります。視聴者は主人公である尚文に感情移入するため、彼の信頼を裏切り、無実の罪を着せたマインの行動は許しがたいものとして映るのです。
また、彼女の行動原理は常に自己の利益と快楽が中心にあります。自分の欲望のためなら、平気で他人を陥れ、嘘をつき、その苦しむ姿を見て楽しむという邪悪な性格が、視聴者に強い不快感を与える一因となっています。

まさに外道!マインのクズな悪行一覧

マインの行動は「クズ」と評されるにふさわしく、物語を通して数々の悪行を重ねています。彼女の悪事を理解することで、なぜこれほどまでにヘイトを集めるキャラクターなのかが明確になります。
ここでは、彼女の代表的な悪事をまとめました。
悪事の内容 | 詳細と影響 |
---|---|
尚文への冤罪事件 | 尚文の装備と所持金を全て奪い、強姦魔の濡れ衣を着せる。尚文が人間不信に陥る直接的な原因となった。 |
決闘の妨害 | 尚文と元康の決闘において、元康が劣勢になると見て場外から風魔法で尚文を攻撃し、不正に元康を勝利させた。 |
リユート村での重税 | 復興中の村に対し、独断で法外な「復興特別税」をでっち上げ、村を破綻させようと画策した。 |
メルティ王女暗殺計画 | 王位継承権を巡り、実の妹であるメルティの暗殺を三勇教と共謀して企て、その罪を尚文になすりつけようとした。 |
他の勇者への裏切り | 元康を見限った後、錬や樹にも取り入るが、最終的には彼らの財産を奪ったり、借金を押し付けたりして裏切っている。 |
国庫の横領 | 王女の立場を悪用して国庫を横領し、高級なアクセサリーやエステなど、贅沢の限りを尽くしていた。 |
これらの行動は、彼女が自身の立場や権力を私利私欲のためにしか使わない、自己中心的な人物であることを示しています。特に、国や民を思う心が一切なく、自分の都合で世界をかき乱す姿は、多くの読者や視聴者の怒りを買いました。
うざいと話題の妨害や嘘泣きシーン

マインの行動の中でも、特に視聴者から「うざい」と強い反感を買ったシーンがいくつか存在します。その計算され尽くした腹黒い言動は、物語の序盤における大きなストレス要因となりました。
アニメ1話:全てを狂わせた嘘泣き
物語の原点ともいえるのが、アニメ第1話の裁判シーンで見せた嘘泣きです。マインは王や他の勇者たちの前で、さも自分が被害者であるかのように涙を流し、尚文に強姦されそうになったと訴えました。この迫真の演技により、彼女の嘘は真実としてまかり通り、尚文は一転して犯罪者の烙印を押されてしまいます。
アニメ4話:勝利を確信した高笑い
尚文と元康の決闘では、不正な妨害によって尚文を敗北に追い込んだ後、ラフタリアが再び尚文の元に戻ったことに対し、「残念ですわね、また一人で戦うことになって」と高笑いを浮かべました。このシーンは、彼女のサディスティックな性格が如実に表れており、多くの視聴者が怒りを覚えた場面です。
このあたりのシーンは、マインの性格の悪さが凝縮されていますよね。見ている側も思わず声が出てしまうほど、巧みに人の神経を逆撫でするキャラクターとして描かれています。
アニメ5話:正々堂々を無視したレース妨害
尚文とのドラゴンレースでも、その卑劣さは健在でした。兵士に命じてコースに穴を掘らせたり、フィーロに減速魔法をかけさせたりと、やりたい放題の妨害工作を行います。正々堂々と勝負する気など毛頭なく、勝つためならどんな汚い手も使うという姿勢が、彼女のうざいキャラクター像をより強固なものにしました。
決定的なマインの裏切りは何話?

『盾の勇者の成り上がり』において、マインによる決定的な裏切りが描かれるのは、主にアニメ第1期の序盤、特に第1話から第4話にかけてです。
物語の全ての発端となった、尚文の装備と金銭を奪い、強姦魔の濡れ衣を着せるという最初の裏切りは、アニメ第1話「盾の勇者」の終盤で描かれます。このエピソードは、視聴者に強烈なインパクトと衝撃を与え、作品全体のトーンを決定づけました。
マインの裏切りが描かれる主なエピソード
・アニメ第1話:尚文に対する最初の裏切りと冤罪事件
・アニメ第4話:元康を唆し、尚文との決闘で不正な妨害を行う
その後、アニメ第4話「暁の子守唄」では、ラフタリアを奴隷の身分から解放するという名目で槍の勇者・元康を唆し、尚文に理不尽な決闘を仕掛けさせます。これもまた、尚文の仲間を奪おうとする明確な裏切り行為と言えるでしょう。
なお、原作では元康を見限った後、剣の勇者・錬や弓の勇者・樹をも裏切るエピソードが存在しますが、これらの詳細はアニメではまだ明確には描かれていません。アニメでマインの裏切りを追いたい場合は、まず第1期の序盤に注目するのがよいでしょう。

悪女マインの隠された本当の正体

マインの正体は、物語が進むにつれて段階的に明らかになります。当初は冒険者「マイン・スフィア」と名乗っていましたが、その正体はメルロマルク王国の第一王女「マルティ=S=メルロマルク」です。
王族という絶対的な立場を隠して尚文に近づき、自身の権力を悪用して彼を陥れたのです。この事実はアニメ第4話で判明し、これまでの彼女の横暴な振る舞いの裏付けとなりました。王族でありながら国や民を顧みず、私利私欲のために行動するその姿は、多くの登場人物や視聴者を失望させました。
【ネタバレ注意】WEB版で明かされた真の正体
さらに原作のWEB版では、マインの背景にさらなる秘密があることが明かされます。彼女は、物語の黒幕である「女神(メディア・ピデス・マーキナー)」が自身の経験値を稼ぐ目的で世界に送り込んだ「分霊(分身体)」だったのです。
マイン自身に女神としての記憶はありませんが、魂レベルで「勇者を貶める」という役割を刻み込まれていたため、これほどまでに執拗な悪行を繰り返していました。この設定は、彼女の異常なまでの邪悪さに一つの理由を与えています。
つまり、マインは単なる性格の悪い王女というだけでなく、より大きな存在によって操られていた悲劇的な側面も持つキャラクターだと言えます。ただし、操られていたからといって、彼女が犯した罪が許されるわけではありません。
マイン役を熱演する担当声優は誰?

マインの腹黒く、聞いているだけで腹が立つようなキャラクター性を見事に表現しているのは、声優のブリドカットセーラ恵美(ぶりどかっとせーらえみ)さんです。
彼女の演技は、マインの可愛らしい見た目とは裏腹の、計算高く、そして他人を見下したような声色を巧みに表現しています。特に、尚文を陥れる際の嘘泣きや、計画がうまくいった時の高笑いなどは、キャラクターの邪悪さを見事に引き出し、視聴者の感情を大きく揺さぶりました。
ブリドカットセーラ恵美さんは、他にも数多くの人気作品に出演されています。
- 『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』(久遠飛鳥 役)
- 『艦隊これくしょん -艦これ-』(夕張 役)
- 『ハイスクールD×D NEW』(サーゼクス・ルシファー 役)
- 『アイドルマスター シンデレラガールズ』(喜多見柚 役)
様々な役柄を演じ分ける実力派の声優であり、マインという強烈な悪役キャラクターにリアリティと深みを与えているのは、彼女の高い演技力があってこそと言えるでしょう。
『盾の勇者の成り上がり』マインに待つ壮絶な末路

- 罰として刻まれた奴隷紋の効果とは
- 原作で描かれるマインの最後の場面
- 衝撃的な死亡・処刑シーンの描写
罰として刻まれた奴隷紋の効果とは

数々の悪事が女王ミレリアによって暴かれた後、マインには死刑に次ぐ厳しい罰が下されました。その一つが、最上位の奴隷紋を体に刻まれることです。
この奴隷紋は、通常の奴隷紋とは異なり、普段は目に見えません。しかし、主(この場合は尚文)に危害を加えようとしたり、主の命令に背く嘘をついたりすると、体に紋様が浮かび上がり、激しい痛みを伴うという効果があります。
マインに下された主な罰
1. 奴隷紋の刻印:反逆行為や嘘に対する物理的な罰。
2. 改名処分:本名を剥奪され、冒険者名を「アバズレ」、蔑称を「ビッチ(ヴィッチ)」とされる。
3. 王族の地位剥奪:第一王女としての全ての権利を失う。
この奴隷紋により、マインは物理的に尚文への反逆を封じられました。しかし、彼女はこの罰を受けてもなお改心することはありませんでした。原作では、霊亀事件の混乱に乗じて人脈を使い、この奴隷紋を解除してしまう狡猾さを見せています。この事実が、彼女がもはや更生の余地がない人物であることを決定づけました。
原作で描かれるマインの最後の場面

アニメ版では王族追放という形で生存し、その後の動向に含みを持たせたマイン。そのため「マインは結局死なないの?」と思っているアニメ視聴者の方も多いかもしれません。
しかし、原作(WEB版・書籍版)では、彼女の悪行に見合った壮絶な『死』が明確に描かれています。多くの読者が待ち望んだ因果応報の結末であり、物語における大きなカタルシスの一つとなっているのです。
興味深いのは、WEB版と書籍版でマインの死に至る経緯が全く異なるという点です。どちらの結末も彼女の罪に対する報いではありますが、その過程と意味合いには違いがあり、作品のテーマ性を多角的に示しています。
全ての引き金:フォーブレイ王への嫁入り
どちらのルートにおいても、マインの破滅を決定づける引き金となったのが、母親ミレリアが下した「フォーブレイ王への嫁入り」という処分でした。
一見すると政略結婚のようですが、その実態は全く異なります。嫁ぎ先であるフォーブレイ王は、これまでに9999人の女性を拷問によって死に至らしめたとされる、作中屈指の異常者でした。マインは、その狂王の「1万人目の玩具」として送り込まれることになったのです。
この処分は、王族の体面を保ちつつマインを社会的に抹殺するための、事実上の死刑宣告でした。この過酷な運命が、WEB版ではクーデターへ、書籍版では実母への復讐へと彼女を駆り立て、最終的な破滅へと繋がっていくのです。
この「フォーブレイ王への嫁入り」という設定自体が、彼女の罪の重さを物語っていますよね。実の母親にすら見放され、このような形で処分されるしかなかったという背景を知ると、彼女の悪行の凄まじさが改めてわかります。
このように、原作におけるマインの最後は、アニメとは比較にならないほど過酷で、彼女が積み重ねてきた悪意への明確な報いとして描かれています。次の項目では、それぞれの媒体における衝撃的な死亡・処刑シーンを、さらに詳しく見ていきましょう。
衝撃的な死亡・処刑シーンの描写

前述の通り、原作におけるマインの最期は媒体によって異なります。ここでは、それぞれの死亡・処刑シーンの詳細を解説します。
WEB版:クーデター失敗による公開処刑
WEB版のマインは、物語の終盤で国家転覆を狙ったクーデターを画策します。しかし、この計画は尚文たちによって阻止され、彼女は反逆者として捕らえられます。
その罪を裁く裁判の結果、マインには最も重い罰である火炙りの刑による公開処刑が宣告されました。処刑の場でも彼女は最後まで自分の非を認めず、命乞いを続けますが、その声も虚しく炎に焼かれて命を落とします。
さらに、その魂はソウルイーターによって完全に消滅させられ、二度と復活できないという徹底的な結末を迎えました。これは、彼女の存在そのものが世界から浄化されたことを意味する、最も直接的な因果応報の形です。

書籍版:被害者による復讐死
書籍版では、より個人的な復讐劇として彼女の最期が描かれます。女王ミレリアは改心を期待し、マインを極度のサディストであるフォーブレイ王へ政略結婚の形で嫁がせます。これは事実上の死刑宣告でした。
しかしマインは、別の転生者タクトの力を借りてこの運命から逃れます。そして母親ミレリアへの逆恨みから、タクトと協力して彼女を殺害するという最大の罪を犯しました。
最終的にタクトが敗北した後、マインはかつて自分が騙して見世物小屋に売り飛ばした女性冒険者「ライノ」によって討たれます。ライノはマインへの復讐のために女王の密偵となっており、長年の恨みを晴らす形で彼女に制裁を加えたのです。個人的な恨みが果たされるという、より生々しい因果応報の結末となっています。
【総括】『盾の勇者の成り上がり』マインの結末

この記事では、『盾の勇者の成り上がり』に登場するマインの悪行から正体、そして各媒体における壮絶な結末について解説しました。
- マインはメルロマルク王国の第一王女マルティがその正体
- 物語序盤で主人公尚文を裏切り、全財産を奪い強姦魔の濡れ衣を着せた
- その自己中心的で腹黒い性格から、視聴者には「クズ」「うざい」と評される
- 数々の悪行には、決闘妨害、重税のでっち上げ、実妹の暗殺計画などがある
- 担当声優はブリドカットセーラ恵美さんで、その演技が悪役としての魅力を高めている
- WEB版では物語の黒幕である「女神の分身」という裏設定が存在する
- 悪事が暴かれた後、王族の地位を剥奪され「ビッチ」「アバズレ」に改名させられた
- 反逆を防ぐための最上位の奴隷紋を刻まれるという罰も受けた
- アニメ版では死亡せず、王族追放という形で物語から一時退場している
- 原作では明確に死亡しており、その最期は媒体によって異なる
- WEB版ではクーデターに失敗し、火炙りの刑で公開処刑され魂ごと消滅した
- 書籍版では、過去に自分が陥れた被害者ライノからの復讐によって殺害された
- 彼女の結末は、作品全体の「因果応報」というテーマを象徴している
- マインの存在は、尚文の成長や他の勇者との関係変化に大きな影響を与えた
- 今後のアニメシリーズで、原作通りの結末が描かれるかどうかが注目されている