人気作品「転生したらスライムだった件(転スラ)」において、物語の進行と共に登場するリムルの強力な配下たち。その中でも特に圧倒的な存在感を放つのが、聖魔十二守護王です。
この記事では、転スラの世界で重要な役割を担う聖魔十二守護王について、その強さを示すランキングや全メンバーの配下一覧を詳しく解説します。また、アニメや漫画では一体何巻の何話で彼らが登場するのか、というファンの疑問にもお答えします。
さらに、なぜ実力者であるソウエイやシュナ、四天王のゴブタがメンバーに選ばれなかったのか、そして盟友ヴェルドラとの関係性など、物語をより深く楽しむための情報をまとめました。
この記事のポイント
- 聖魔十二守護王のメンバーと強さの序列
- アニメや漫画での登場時期の目安
- 主要キャラクターがメンバーではない理由
- ヴェルドラをはじめとする関連キャラクターとの関係性
転スラ最強集団!聖魔十二守護王とは

- 聖魔十二守護王の全メンバー配下一覧
- 最強は誰?公式強さランキングを紹介
- 聖魔十二守護王のアニメ登場はいつ?
- 漫画では何巻の何話から登場する?
聖魔十二守護王の全メンバー配下一覧

結論から言うと、聖魔十二守護王(せいまじゅうにしゅごおう)とは、主人公リムル=テンペストの配下の中で、特に優れた力を持つ12名に与えられた称号です。彼らは魔国連邦(テンペスト)における最高幹部であり、その実力はまさに国家の切り札と言えます。
彼らが誕生した背景には、東の帝国との大規模な戦争がありました。その戦争で得た100万を超える魂を使い、リムルは魔王種へと進化する資格を持つ配下たちを覚醒させたのです。この結果、12名全員が「覚醒魔王」に匹敵する、あるいはそれを超えるほどの強大な力を手に入れることになりました。

豆知識:なぜ「魔王」ではないのか?
メンバーは全員が覚醒魔王級の実力を持ちますが、主君であるリムルが「魔王」を名乗っているため、配下である彼らが魔王を名乗ることはできません。そのため、リムルによって「聖魔十二守護王」という特別な称号が与えられました。
以下に、聖魔十二守護王のメンバーとその称号を一覧で紹介します。
二つ名(称号) | 名前 | 種族 | 主な役割・特徴 |
---|---|---|---|
魔神王 (デモンロード) | ディアブロ | 悪魔王 | リムルの第一秘書。原初の黒であり配下最強。 |
赫怒王 (フレアロード) | ベニマル | 炎霊鬼 | 侍大将。テンペスト軍の総指揮官。 |
闘神王 (ウォーロード) | シオン | 闘霊鬼 | リムルの筆頭秘書兼護衛。不死身の肉体を持つ。 |
幽幻王 (ミストロード) | ゼギオン | 水霊蟲 | 迷宮守護者。ディアブロと並び立つ実力者。 |
星狼王 (スターロード) | ランガ | 風霊狼 | リムルの影に潜む忠実な護衛。天候を操る。 |
守征王 (バリアロード) | ゲルド | 地霊猪 | 第二軍団長。テンペストの鉄壁の守護者。 |
天龍王 (ドラグロード) | ガビル | 水霊龍 | 第三軍団長。飛行部隊「飛龍衆」を率いる。 |
虐殺王 (キラーロード) | テスタロッサ | 悪魔王 | 原初の白。外交武官と軍団長を兼任。 |
残虐王 (ペインロード) | ウルティマ | 悪魔王 | 原初の紫。検事総長として国内の法を司る。 |
破滅王 (メナスロード) | カレラ | 悪魔王 | 原初の黄。最高裁判所長官。核撃魔法の使い手。 |
幻獣王 (キメラロード) | クマラ | 地霊獣 | 九尾の妖狐。迷宮守護者。8体の魔獣を使役。 |
冥霊王 (ゲヘナロード) | アダルマン | 光霊骨 | 不死者の王。迷宮守護者。聖魔反転の使い手。 |
最強は誰?公式強さランキングを紹介

聖魔十二守護王の中で「誰が一番強いのか?」は、ファンの間で最も熱く議論されるテーマです。作中の描写やキャラクターの持つ能力、そしてリムル自身の評価から総合的に判断すると、最強の座は「魔神王」ディアブロで揺るぎないでしょう。
このセクションでは、強さの指標となる「存在値(EP)」にも触れながら、12位から1位までの詳細なランキング形式で各メンバーの強さを解説していきます。

強さの指標「存在値(EP)」とは?
存在値(Existence Point)とは、キャラクターの持つ魔素量(エネルギー)や身体能力などを総合的に数値化したものです。EPが高いほど強力な存在と言えますが、戦闘技術やスキルの習熟度、戦術は反映されないため、EPが低いキャラクターが格上を倒すことも珍しくありません。あくまで強さを測る一つの目安として捉えてください。
【12位】冥霊王 アダルマン (EP: 87万)
元・聖職者という異色の経歴を持つ不死者の王。単体での戦闘力は控えめですが、彼の真価は究極贈与「魔道之書(ネクロノミコン)」による魔法と死霊軍団の指揮にあります。弱点であった神聖魔法を「聖魔反転」で克服しており、特に防衛戦において鉄壁の強さを誇ります。
【11位】幻獣王 クマラ (EP: 189万)
九尾の妖狐であり、8体の強力な魔獣「八部衆」を使役する能力を持ちます。EPは非常に高いものの、戦闘経験が他のメンバーに比べて浅いためこの順位です。しかし、その潜在能力は計り知れず、今後の成長が最も期待される一人と言えるでしょう。
【10位】天龍王 ガビル (EP: 126万)
お調子者ながら、部下からの人望も厚い飛龍部隊のリーダー。究極贈与「心理之王(ムードメーカー)」は、1日に1度だけ「運命改変」を引き起こすという規格外の能力。このスキルが発動すれば、どんな絶望的な状況も覆す可能性を秘めています。
【9位】守征王 ゲルド (EP: 237万)
テンペストの「盾」として、圧倒的な防御力を誇る猪人王。究極贈与「美食之王(ベルゼバブ)」は、あらゆる攻撃を「捕食」して無効化する防御に特化した能力です。彼が前線にいる限り、テンペストの防衛線が破られることはありません。
【8位】星狼王 ランガ (EP: 434万)
リムルの忠実な相棒。究極能力「星風之王(ハストゥール)」によって天候を支配し、広範囲を殲滅する「黒雷嵐(デスストーム)」は圧巻です。さらにゴブタと合体することで、その戦闘能力は飛躍的に向上します。
【7位~5位】原初の三人娘(ウルティマ、カレラ、テスタロッサ)
ディアブロと同じ「原初の悪魔」である三人娘は、いずれも覚醒魔王を遥かに凌駕する実力者です。EPや能力に違いはありますが、実力はほぼ互角と言って良いでしょう。
- 7位 ウルティマ (残虐王/EP: 266万): 究極能力「死毒之王」による即死攻撃が脅威。最も残虐な性格です。
- 6位 テスタロッサ (虐殺王/EP: 333万): 遺伝子情報を書き換える核撃魔法「死の祝福」の使い手。冷静沈着で頭脳戦も得意。
- 5位 カレラ (破滅王/EP: 701万): EPはディアブロをも超える守護王No.1。惑星すら破壊しかねない究極の核撃魔法を操りますが、性格にムラがあるためこの順位に。
【4位】闘神王 シオン (EP: 422万)
一度死を経験し、不死身の半精神生命体として蘇ったリムルの筆頭秘書。彼女の究極能力「暴虐之王(スサノオ)」は、相手のエネルギーを奪い自身の力に変換するという凶悪なもの。シエルが「リムルを殺しうる」と判断したほどの危険な潜在能力を秘めています。
【TOP3】リムル配下の三頂点
ここからは聖魔十二守護王の中でも別格の強さを誇る「三頂点」です。
【3位】赫怒王 ベニマル (EP: 439万)
テンペスト軍を率いる侍大将。卓越した指揮能力に加え、師であるハクロウを超える剣技、そして究極能力「陽炎之王(アマテラス)」による超火力を兼ね備えた万能型の戦士です。攻防、指揮の全てに優れ、総合力ではディアブロ、ゼギオンに次ぐNo.3と言えます。
【2位】幽幻王 ゼギオン (EP: 498万)
元々はただの蟲型魔獣だったのが、リムルの細胞とヴェルドラの修行により規格外の進化を遂げた最強の守護者。究極能力「幻想之王(メフィスト)」は、相手を幻覚世界に引き込み支配する無敵の空間を作り出します。その強さは、リムルが「ディアブロでも勝てるかどうか」と評するほどです。
【1位】魔神王 ディアブロ (EP: 666万)
名実ともにリムル配下最強の存在。「原初の黒」として元々圧倒的な力を持ち、リムルへの絶対的な忠誠心からさらなる進化を遂げました。究極能力「誘惑之王(アザゼル)」は精神支配の極致であり、戦闘センス、魔素量、狡猾さの全てにおいて他の追随を許しません。リムル自身が「配下最強」と認める、まさに完璧な悪魔です。
このランキングはあくまで強さの一つの指標です。転スラの魅力は、キャラクター同士の相性や絆、そして戦術によって、こうした序列が覆る瞬間にあります。今後の彼らの活躍から目が離せません。
聖魔十二守護王のアニメ登場はいつ?

「聖魔十二守護王はアニメでいつ見られるの?」これは多くのファンが抱く疑問だと思います。結論から言うと、2025年7月現在の最新シリーズであるアニメ第3期では、聖魔十二守護王が結成される場面は描かれません。
その理由は、アニメの進行ペースと原作小説のストーリーの関係にあります。聖魔十二守護王が誕生するのは、原作小説14巻で描かれる「東の帝国」との大戦後のエピソードです。アニメ3期が小説9巻までの内容を描いていることを考えると、彼らの結成が描かれるのはまだ先の話になることがわかります。
具体的な登場時期の予測は?
アニメシリーズは1期(2クール)でおおよそ小説3〜4巻分のペースで進行しています。このペースが続くと仮定すると、聖魔十二守護王が誕生する小説14巻の内容がアニメ化されるのは、早くともアニメ第5期の後半から第6期あたりになるのではないかと予測されます。
視聴者としては「そんなに先なの!?」と感じてしまいますよね。ただ、それだけ物語が壮大である証拠でもあります。彼らがリムルから称号を与えられ、一堂に会するシーンは原作でも屈指の盛り上がりを見せるので、気長に待ちましょう!
3期で見られる「未来の守護王」たち
聖魔十二守護王の「結成」はまだ先ですが、メンバーとなるキャラクターたちは、アニメ3期にも登場し活躍します。
特に注目なのが、ディアブロがリムルの元へ連れてくる原初の三人娘「テスタロッサ」「ウルティマ」「カレラ」です。彼女たちは後に聖魔十二守護王の中核を担う存在であり、その圧倒的な実力の一端をアニメ3期の終盤で見せてくれる可能性があります。
このように、正式な結成はまだ先でも、未来の守護王たちがどのようにリムルの配下となり、絆を深めていくのかを追っていくのも、アニメを楽しむ上での大きな醍醐味と言えるでしょう。
漫画では何巻の何話から登場する?

アニメと同様に、漫画版でも聖魔十二守護王が正式に誕生する場面はまだ描かれていません。漫画版は小説版を基に描かれていますが、その進行は比較的ゆっくりとしています。
聖魔十二守護王の結成は、前述の通り小説14巻の内容です。漫画版がこのエピソードに到達するには、まだかなりの巻数が必要になる見込みです。
そのため、「何巻の何話から」と特定することは現時点では困難ですが、気長に待つ必要があります。物語の進行を楽しみにしながら、いつか描かれるであろうその瞬間を期待しましょう。
先に物語を知りたい場合は?
もしアニメや漫画の展開を待てないという場合は、原作である小説版を読むのが最も早い方法です。また、物語の大筋はWeb小説サイト「小説家になろう」で連載されていたWeb版で読むこともできます。ただし、Web版と書籍版では展開が異なる部分もあるため、その点は注意が必要です。
転スラ 聖魔十二守護王にまつわる疑問

- 暴風竜ヴェルドラとの関係性は?
- 巫女姫シュナはなぜ選ばれなかった?
- 隠密のソウエイがメンバー外の理由
- 四天王ゴブタはなぜ守護王じゃない?
暴風竜ヴェルドラとの関係性は?

転スラの主要キャラクターである「暴風竜」ヴェルドラは、その圧倒的な強さから聖魔十二守護王のメンバーだと誤解されることがありますが、彼はメンバーではありません。
その理由は、ヴェルドラがリムルの「配下」ではなく、「盟友」という対等な立場にあるからです。聖魔十二守護王はあくまでリムルの臣下であるため、対等な関係のヴェルドラは選考の対象外となります。
また、ヴェルドラの実力は聖魔十二守護王の最強格であるディアブロやゼギオンをも遥かに凌駕しており、そもそも同列に語れる存在ではありません。彼はリムルにとって、配下ではなく共に戦う仲間であり、家族のような存在なのです。
守護王との関わり
ヴェルドラはメンバーではありませんが、守護王たちとの関わりは深いです。特にゼギオンを直接鍛え上げたのはヴェルドラであり、彼を最強クラスの実力者に育て上げました。また、ラミリスの迷宮では守護者として、他のメンバーとも交流しています。
巫女姫シュナはなぜ選ばれなかった?

ベニマルの妹であり、テンペストの巫女姫として絶大な人気を誇るシュナ。彼女もまた、聖魔十二守護王には選ばれていません。その最も大きな理由は、彼女が「魔王種」ではないからです。
聖魔十二守護王になるための絶対条件は、リムルから魂を与えられることで覚醒進化が可能な「魔王種」であることでした。シュナは戦闘能力も高く、ユニークスキル「解析者」を駆使して格上であるアダルマンを打ち破るなどの活躍を見せています。
しかし、種族的に魔王への進化資格を持っていなかったため、選考の対象にはなりませんでした。彼女の役割は最前線での戦闘ではなく、内政や生産、そしてリムルの精神的な支えといった、国にとって不可欠な別の領域にあると言えるでしょう。
隠密のソウエイがメンバー外の理由

ベニマルと同じくオーガ族の生き残りであり、諜報部隊「藍闇衆(クラヤミ)」を率いるソウエイも、その実力は聖魔十二守護王に匹敵すると言われています。しかし、彼もまたメンバーには選ばれていません。
シュナと同様に、ソウエイも魔王種ではなかったことが一番の理由と考えられます。魂を譲渡しても覚醒魔王へと進化できないため、選考の基準から外れてしまったのです。
また、彼の立場も関係しています。ソウエイはリムルの「目」や「耳」として影から国を支える「隠密」です。作中でも「隠密が目立ってどうする」という理由で武闘大会への出場を辞退した経緯があり、表舞台で「王」の称号を名乗る彼の姿は、想像しにくいかもしれません。
ソウエイは聖魔十二守護王ではありませんが、その重要性は変わりません。彼の諜報活動がなければ、テンペストは多くの危機を乗り越えられなかったでしょう。まさに縁の下の力持ち的な存在です。
四天王ゴブタはなぜ守護王じゃない?

開国祭の武闘大会で優勝し、「リムル四天王」の一角となったゴブタ。ムードメーカーでありながら天才的な戦闘センスを持つ彼ですが、聖魔十二守護王のメンバーにはなれませんでした。
これもまた、種族的な限界が理由です。ゴブタはホブゴブリンであり、魔王種ではありません。シエルからも「これ以上の進化はない」と断言されており、個人の力だけでは覚醒魔王級に到達することは不可能なのです。
もちろん、ランガと合体する「魔狼合一(ヘンシン)」状態のゴブタは、聖魔十二守護王の下位メンバーに匹敵する強さを発揮します。しかし、それはコンビでの力であり、個人の資格としては認められなかった、ということですね。
ゴブタは守護王にはなれませんでしたが、リムルから「これまで通り気軽に話せる権利」を与えられるなど、別の形でその功績と信頼を認められています。彼もまた、テンペストに欠かせない唯一無二の存在です。
総括:転スラ 聖魔十二守護王の魅力

最後に、この記事で解説した「転スラ 聖魔十二守護王」の要点をまとめます。
- 聖魔十二守護王はリムル配下の最強幹部12名
- 東の帝国との戦争後に魂を与えられ誕生した
- メンバー全員が覚醒魔王に匹敵する実力を持つ
- 強さランキングの頂点にはディアブロが君臨する
- ゼギオンやベニマルも「三頂点」と呼ばれる実力者
- アニメや漫画での全員集合はまだ先になる見込み
- 選考の絶対条件は魔王種であること
- ヴェルドラは配下ではなく「盟友」のため対象外
- シュナは魔王種ではないためメンバーではない
- ソウエイも魔王種ではなく隠密という立場から選外
- ゴブタは種族の限界からメンバーになる資格がない
- 各メンバーには「王」の二つ名が与えられている
- それぞれが究極能力や究極贈与を獲得している
- 魔国連邦テンペストの軍事力の根幹をなす存在
- 個性的で魅力あふれるキャラクターの集団である